【トップインタビュー】ギガプライズ、ネット提供数、年10万戸超増加

ギガプライズ

その他|2020年11月22日

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梁瀬泰孝社長(やなせ・やすたか)/1967年8月生まれ/CHINTAI取締役、エイブル代表取締役社長などを経て、2015年にギガプライズ代表取締役社長に就任(現任)

 インターネット接続サービス事業者の中で、いま業績を急拡大しているのがギガプライズ(東京都渋谷区)だ。通信回線の提供戸数は直近5年で約5倍に増え、9月で64万6000戸。ストック収入を積み重ね、2021年3月期の連結売上高は154億円と前年比で2ケタ増の見込み。成長理由、そしてテレワーク定着をはじめとする近年のネット需要拡大をどう捉えているのか。梁瀬泰孝社長に聞いた。

「通信速度の安定」で信頼構築

―御社の事業セグメントは大きく二つ。集合住宅向けにネット関連サービスを提供している「HomeIT事業」、社宅管理代行事業などの「不動産事業」に分かれています。前者のHomeIT事業だけで売上高の9割以上を占め、それを支えているのがISP(インターネットサービスプロバイダー)サービス。60万戸超のストックを抱えており、近年十万戸以上のペースで増えています。

 私がギガプライズに参画した2015年は、ISPの提供戸数は60万戸未満でした。当社の伸び率が高い理由は、おそらくターゲットとしている市場が同業他社とやや異なるためだと思います。他社が大型新築や既存建物の案件を得意としていた中で、当社は偶然にも、15年ごろに大和ハウス工業や大東建託をはじめとする大手ハウスメーカーとご縁ができました。結果、1棟10戸前後の賃貸住宅の案件受注が増えました。そうやって新築小規模アパートに集中し始めたことが急成長の理由です。今は既存と新築でバランスよく受注しています。

ISPサービス累計提供戸数、業績の推移

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