入力不備を自動で検出
不動産会社向けの業務支援サービスを提供するいえらぶGROUP(東京都新宿区)では、同社が運営する『いえらぶCLOUD(クラウド)』内の「広告チェック機能」への登録業者が増加している。5日、同サービスの特許を出願した。
同機能は意図しない『おとり広告』の掲載を防ぐため、登録している物件情報の入力不備を自動で検出する。1物件あたり550以上の項目を一括で確認し、情報の過不足や矛盾している情報、禁止文字などの不備を検出する。各ポータルサイトの使用禁止文字や公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会(以下、首都圏公取協‥東京都千代田区)の定める規則に準じた同社独自の基準を設けている。
これまでは仲介会社の担当者による目視での確認が主な対策とされており、意図せぬ違反掲載が出るケースも少なくなかった。2017年12月のサービス開始以降、これまで1122社からの利用があり、関心の高さがうかがえる。利用各社から、「入力時間が短縮された」「多くの会社が使えば、業界の健全化になる」との反響も寄せられている。