センチュリー21・ジャパン(東京都港区)は8月2日、加盟店各社に向けた「秋の戦略会議」を青山ダイヤモンドホール(東京都港区)で開催した。
会の冒頭では、同社三津川一成社長が「競争が激化し企業によって好不調の二極化が進んでいます。本部と一体となり、営業マン1人あたりの売上50%アップを目指していきましょう」とあいさつ。その後、上期のレビューと秋の重点施策について発表が行われた。
ブランド価値の向上、ネットへの注力、人を育てる組織の充実という2010年の方向性をあらためて確認した。そして、売上50%アップに向けたシステム対応について言及。加盟760店舗5500人のスタッフを紹介した本部ホームページによるブランド集客の強化や、各加盟店サイトを診断して反響強化を行う。さらにスマートフォンに対応したサイトの作成や、iPadによる営業支援システムの開発をすすめ、9~10月には提供を開始する予定だ。
今秋のフェアのテーマは「見つかる」。お客様のニーズに合った物件が見つかることが信頼につながる。テレビCM、ホームページ、店舗、接客を通して「信頼」と「熱意」をお客様に伝えるブランディング活動を推進していく。8月下旬から放映予定の新CMのメーキング映像が披露された。
また、同社は新デザイン看板の設置店を中心に外観、内装に優れている店舗のデザインや写真を推奨事例集としてまとめた冊子「ケースブック」を作成。会場で参加者に配布された。
会の後半では、経済ジャーナリスト財部誠一氏が、「人を動かし、組織を動かす経営者の人間力」と題して講演。293店舗360人の参加者たちは真剣な眼差しで財部氏の話に聞き入った。