ナンバーを撮影する方法を採用
平面駐車場の収容台数を3台から、1540台収容の立体駐車場まで手掛ける日本駐車場サービス(大阪府大阪市)。
同社は閉鎖済みのものも含め、現在までに110ヶ所に平面駐車場を設置しており、現場は大阪、京都、神戸の郊外が中心。
提供先は不動産会社がほとんどで、全体の9割を占めているという。
同社は「車を止めやすい駐車場」を掲げており、駐車場は平均より車路の幅を広くとっている。
平均で横2.4m縦4.7mのところ、同社は2.5m、4.7mを確保。
その結果、他社より同じ面積でも止められる台数が少なくなり、他社との回収金額価格の比較では負けてしまうこともあるが、「止めやすい駐車所」を気に入り、契約してくれる場合も少なくないという。
同社の島裕明社長は「都市になればなるほど道が狭くなり、駐車が苦手な人にはぶつける恐怖が付きまといます。私自身も、駐車の腕に自信がなかったので車路の幅を広くして『止めやすい駐車場』を目指しました」と、話す。
また、同社では駐車後、板を車にくっつけてロックするロック板ではなく、カメラで車のナンバーを撮影する方法を採用している。
ロック板と違い、車の底に付く傷のトラブルなどがなくなるため、設置が可能であるところはすべて同じ手法を実施している。
各駐車場の照明はLEDを使用。
電気自動車設備も設置しており、環境にも配慮している。
コインパーキングの提案、運営までを行う同社は、最近できた東京営業所、仙台支店にも力を入れていき、すでにある名古屋支店、大阪本社とともに実績を増やしていく計画だ。