首都圏は1平米あたり、2575円と前月比0.5%上昇
不動産情報サービスを提供する東京カンテイ(東京都品川区)は10月15日、三大都市圏・主要都市別の分譲マンション賃料月別推移データを発表した。
2014年9月の首都圏・分譲マンション賃料は1平米あたり2575円と8月より0.5%上昇し、年初の水準にまで回復した。
特に、東京都での上昇率が高く、1平米あたり3084円と前月比1.4%アップし首都圏の賃料を押し上げている。
その一方で、千葉県-1.1%・1平米あたり1507円、埼玉県-0.3%、1平米あたり1622円、神奈川県-1.1%、1平米あたり2001円と、周囲の3県の賃料は減少傾向にある。
特に3か月下落に歯止めがかかっていた神奈川県は、再び減少傾向に転じ、平米あたり2000円の水準割れ寸前になっている。
近畿圏は前月比0.1%の微増で、1平米あたりの賃料は1830円。
大阪府では、7月に平均築年数が進んだことで、1900円台前半まで下落したが、8月には反動で賃料は増加傾向にあり、9月に入り1平米あたり1960円と、900円台後半にまでもどった。
兵庫県は-0.1%で1平米あたり1659円とわずかに下落。
5月につけた直近1年間の最高値である1平米あたり1720円から、下落が続いている。
中部圏では、前月比0.2%の上昇で、1平米あたり賃料は1552円。
特に愛知県では0.3%上昇した1平米あたり1582円になり、連続下落が3カ月で止まった。