社内に専門家いなくても素早く改善可能
クラウド上で仕事を依頼する「クラウドソーシング」を活用したサービスが不動産業界に増加している。
物件情報サイト『HOME'S』を運営するネクストは21日、Webサイト改善支援を手掛けるKaizen Platform(米国カリフォルニア州)と連携して仲介サイトの反響数増加を図るサポートサービスを開始した。
特徴はクラウドソーシングを活用したスピード感だ。
通常のサイト修正はデザイナーが依頼者の要望をもとに改善案を作成し、反映させる。
依頼からサイトの反響率が向上したかを測るまでに数カ月かかることも多い。
だが、同社のサービスでは複数のデザイナーが個別に提示するため、サイト運営者自らが修正案を練りだす必要がない。
反響率の変化も複数の案を同時にテストできるため、短期間で確実なサイト改修が可能となる。
ネクストは「不動産会社の多くはサイトの専門知識を有する社員がいないことが多い。Kaizen社との連携で不動産会社のWebサービス全体の質を上げることに貢献したい」と語る。