契約者の35.9%は1社のみ
不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC:東京都千代田区)は10月27日、『不動産情報サイト利用者意識アンケート』の調査結果を発表した。
賃貸物件の契約者の訪問会社件数は平均2.2社で、35.9%は1社しか訪問しないことが分かった。
インターネットでの検索や不動産会社への問い合わせで物件や企業を絞り込み、少数の仲介会社に訪問しているようだ。
今回のアンケートは2016年3月15日~5月15日の期間中、過去1年間のうちにインターネットで自身が住むための住宅を賃貸・購入するために不動産情報サイトを利用したユーザーを対象に実施した。
有効回答数は1433人だった。
賃貸の結果として、物件をサイトで検索した人のうち不動産会社に問い合わせをしたのは7割以上を占める。
問い合わせた物件を契約したのは全体の9.9%。
別の物件を契約したのは20.8%だった。
契約者が電話やメールで問い合わせた社数は、2社が24.5%、3社が23.7%、1社が18.4%で、3社以下で7割近くを占めた。
一方、問い合わせた物件数は、6物件以上が35.5%と最も多く、次いで5物件が118.8%、3物件が15.9%の順だった。
実際に訪問した会社数を見ると1社が35.9%と最多で、2社が30.2%、3社が20%で、9割近くを占めた。
問い合わせや訪問する会社、物件を選定するポイントとしては、写真の掲載数の多さが決め手となっているようだ。
今回のアンケートから、契約に至った人のみを対象にした質問を設けている。