家具なし物件への入居促進狙う
外国人向けに賃貸仲介事業を手掛けるFREA(フレア:東京都千代田区)は1日、外国人向けの家具リーシングサービスの提供を開始した。
外国人に家具なしの賃貸を仲介する際に、希望の家具・家電を併せて提供する。
一般的に、外国人が日本に滞在する期間は2年から3年のため、家具付きの賃貸住宅が求められる。
しかし、家具付き賃貸の供給は一定数存在するものの、外国人が希望する物件に家具がついていないことが多い。
また、家具リース会社に依頼しても、外国人入居者との意思疎通が困難なことや、退去時に契約通りの返却プロセスを行ってもらえないなどの理由から、サービス利用を断られてしまうことが多い。
開始から数年間はサービス利用が発生した段階で家具・家電を仕入れ、退去時に在庫を保管する予定だが、需要は大きいため、在庫の順次消化は進むとみている。
山川奈々社長は「問い合わせに対してはある程度対応できるような規模を追求し、多様な家具家電を取りそろえることで、外国人の日本滞在を豊かな経験とすることを目指す」と話した。