リノベーションの企画・開発、管理を行うRバンク(東京都渋谷区)。企業の遊休地活用第3弾として女性専用シェアハウス「つばさ中野」が完成した。12月末から入居募集をスタートする。
同物件は、芸能プロダクション事業のつばさエンタテインメント(東京都渋谷区)が所有するRC造4階建てのビル。もともと事務所として使用されていたが、本社移転に伴い、3~4階と屋上スペースをシェアハウスに転用した。
「立地は中野駅から10分とオフィスとしての需要はあまり見込めませんでした。そこで、坪単価の高い運用方法としてシェアを提案しました」(広報担当鈴木学氏)
1~2階は音楽スクールとして運営している。将来的には同社が展開するアーティストマネジメント事業関係者の住居や社員寮としての利用も考慮した住宅として企画した。シェアハウス需要の低下にも対応できるよう、家具や設備も質の高いものを選択している。
26畳の共有スペースにはスクエアタイプのキッチンを中央に設置。木の家をイメージした室内は床や壁に無垢材を用いている。屋上にはウッドデッキを敷いた。専有スペースは白を基調にシンプルな空間にしている。
同社の手掛ける他の物件と同様に、セキュリティー整備や清掃サービスを手配。家賃は7万5000円、管理費1万5000円と周辺のシェアハウスよりも2割ほど高い。