投資分析で納得感 提案内容が向上
当社は、京浜急行電鉄本線京急蒲田駅から徒歩5分ほどの場所にあります。隣町の大森では江戸時代から1960年ごろまで、ノリ養殖発祥の地としてノリ養殖が盛んに行われていました。
その後東京湾の埋め立て工事など時代の変化と共にノリ養殖産業は徐々に衰退。
ノリの干し場として使用されていた土地は、住宅地としても活用されていきました。当社では、このような時代背景のある土地の管理をしています。
近年、地主から底地の賃貸を解消をしたいということで度々、相談を受けます。
CPMを取得するまでは自己資金(自己資本)に対する投資効率、または自己資金と借入金に対する投資効率という概念がなかったため、地主からの相談に対する提案などはロジカルなものではありませんでした。
しかし、CPMのプログラムでCF分析、融資分析と計算、単年度での投資分析と時間的価値を考慮した複数年度での投資分析を体系的に学びました。
これにより管理を行う地主へ今までよりも格段にいい提案ができていると感じています。
その経験から一つ事例を紹介します。
底地の賃貸の解消は大きく分けて三つの方法が考えられます。
①地主が借地権を買い取る
②借地人が底地を買い取る
③地主と借地人が共同売却、または底地と借地権の売買を分けて第三者に売却する