いえらぶパーク 川口真弘社長 認知度向上で新規契約10倍に

【企業研究vol.226】いえらぶパーク,阪神高速サービス,岡山トヨペット

インタビュー|2023年11月14日

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いえらぶパーク 東京都新宿区 川口 真弘 社長(39)

 多くの企業が深刻な人手不足に課題を抱える中、何かと煩雑な作業が多い月極駐車場の契約や管理業務を効率化したいと考える管理会社は少なくないだろう。いえらぶパーク(東京都新宿区)は、駐車場運営に関わる業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートし、そのニーズに応えている。

駐車場関連業務BPOでサポート

―この11月でいえらぶパークの設立から2年がたちます。前身のパークリアルティからいえらぶGROUPに加わる形になりましたが、その経緯と現在の主な事業を教えてください。

 当社は、不動産業務システム「いえらぶCLOUD(クラウド)」を提供するいえらぶGROUPと、駐車場管理システム「QRsign」を運営するパークリアルティが共同出資で設立した合弁会社です。いえらぶGROUPとしては駐車場関連サービスの獲得を、パークリアルティとしては開発能力の向上とコールセンターの拡充をはじめとするCS(顧客満足度)の充実を目的に、お互いのニーズが合致して新会社の設立に至りました。

―川口社長は、パークリアルティ時代から駐車場サービスで実績を残されてきました。

 駐車場経営というのは、誰から借りるかよりも立地のほうが優先される商売です。そのため場所さえ供給できれば不動産業界の中でも参入障壁が低い領域だと感じたのが、起業のきっかけでした。そこから千葉県を皮切りに、全国で400カ所以上の駐車場を運営し、現在提供する「いえらぶ駐車場管理」の礎となる実務のノウハウを蓄えてきました。

―新会社設立の影響は、日頃の業務や主力サービスであるいえらぶ駐車場管理の契約数にも表れていますか。

 特に感じているのは、双方のエンジニアが合流したことで開発のスピードと質が格段に上がったことです。また、1万5000社以上の不動産会社を支援しているいえらぶGROUPの一員になったことで、サービスの認知度が大幅に上がりました。パークリアルティの頃に比べて月々の新規契約数が10倍に増え、これまでに駐車台数で10万台以上の登録数を獲得。これを2024年度までに50万台まで伸ばしたいと考えています。

―いえらぶ駐車場管理の強みを教えてください。

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