埼玉県川口市を中心に賃貸住宅のリフォーム・リノベーション事業を手がける日設(埼玉県川口市)は11月2日、東京都千代田区に新拠点を開設した。新拠点では、日設が展開するリフォームブランド「RHI(レントハウスインプルーブメント)」のリフォーム会社への提案の強化を図る。
リフォーム提案ツール提供
日設は10年間ほど賃貸住宅のリフォームを手がけてきた中で、長期間の空室や築古物件での入居改善策の提案を得意としている。その経験を基に、2019年10月からRHIの名称でリフォーム事業を展開している。
RHIは「リフォーム投資で最大限の効果を得る」をコンセプトに入居者ターゲットを明確化。住宅設備機器の交換や内装デザインの刷新、リモートワークへの対応などニーズに即したリフォームで競合物件との差別化を図っている。
22年からは独自の賃貸物件分析ツール「RHBI(レントハウスビジネスインテリジェンス)」を開始した。1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)を対象にリフォーム時の提案書を簡単に作成できるサービスで、11月30日時点の利用社数は約100社。
佐藤友彦社長は「RHBIの活用で、リフォーム会社が独自の強みを持てるようになってもらいたい」と語った。
日設
埼玉県川口市
佐藤友彦社長(44)
(2023年12月11日9面に掲載)