ワンルームの設置事例を展示
住宅設備の販売・施工を行うパナソニックAWエンジニアリング(東京都中央区)は、1月22日に本社を東京都中央区銀座に移転。併せて同月29日に、同じフロアに新ショールームを開設した。
新しいショールームの名称は「AWE-LABfor business(エーダブリュイーラボフォービジネス)」だ。集合住宅向けの水回り設備に特化し、新たにワンルームでの設置事例をイメージした「1-Room Concept(ワンルームコンセプト)」と名付けたコーナーを新設した。
1-Room Conceptには、トイレとバス、洗面から成る3点ユニットバスを解消する商品「SHOWER&POWDER Ⅱ(シャワーアンドパウダーツー)」やキッチンの「システムキッチンNEW MX(ニューエムエックス)」、冷蔵庫を設置。ワンルームに多い、玄関近くの水回り設備が集まった廊下部分の動線を再現した。キッチンには、鏡付きの収納「コンパクトボックス」を備え付け、洗面化粧台とキッチンを兼ねた水回りの省スペース化を提案する。不人気な設備といわれる3点ユニットバスのリフォーム需要を取り込む狙いだ。
そのほかにも主力商品の一つである「UWⅡシリーズ」をはじめとしたユニットバスやキッチン、洗面化粧台などを展示している。展示品は旧ショールームのものからすべてリニューアルし、オプション商品を使用した事例も多く用意した。
企画部・商品営業企画課の清田美香課長は「ショールームには、リフォームを検討している賃貸オーナーの来店も多い。実際に『写真の見栄えが良いだけでなく、思った以上に高級感がある』という反応を頂くこともある」と話す。
(2024年3月4日11面に掲載)