2000年に導入され約20年が経過した定期借家制度。貸主に大きなメリットのある制度だが、借り手側はどのようなイメージを持っているのだろうか。
結論から先に述べると、制度の認知度はまだまだ十分に浸透してないようだ。21C.住環境研究会およびSUUMOの2018年最新調査によると、当制度を「契約期間が終了したら退去する必要がある」と誤解して認識している人の割合は34.4%。「手続きが面倒」とやや誤解している人も8.4%いる。「定期借家契約の意味がよくわからない」の26.4%を合わせると7割弱の人が制度を正確に認識していない。