仲介エージェントの新会社 三好不、働き方の選択肢広げる

三好不動産,三好エージェントトラスト

管理・仲介業|2023年03月24日

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 地場大手賃貸管理会社の三好不動産(福岡市)は、不動産売買仲介エージェント会社の三好エージェントトラスト(以下、MAT:同)を2022年12月に設立。23年3月15日から本格始動した。

 一般の不動産仲介事業との違いは、会社と顧客のつながりではなく、営業スタッフ自身の人脈で契約を獲得する点にある。

 営業対象は、三好不動産の売買顧客と重複しない新規オーナー。特に、次世代オーナーや投資家を想定する。

 15日時点では、2人の営業スタッフが所属する。いずれも三好不動産の売買部門出身の社員が移籍した形だ。雇用形態は、三好不動産の正社員のまま、労働基準法を順守したうえで、場所や時間を問わず自由度の高い働き方を可能とする。

 MATの堂脇善裕CEOは「最大の特徴は報酬体系。売り上げに直結した成果報酬型にしている。個々のスキルを存分に発揮できる場となることを期待したい」と話す。

 三好不動産は、同社管理物件の既存オーナーへの営業を経営基盤としたうえで、MATとの連携で新規顧客の獲得にも乗り出す。

 MATは今後も、外部からの採用ではなく、三好不動産の正社員が移籍する形で人員を強化していく方針だ。シニア層や子育て中の女性従業員にとっても、働き方の新たな選択肢となることも想定するという。

三好エージェントトラスト 堂脇善裕CEOの写真

三好エージェントトラスト
福岡市
堂脇善裕CEO(44)

 

(2023年3月27日1面に掲載)

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