大和ハウス工業(本社 大阪府大阪市)は、8月10日、準大手ゼネコンのフジタ(東京都渋谷区)を500億円で完全子会社化したと発表した。フジタは、中国やメキシコ、ベトナムなど、海外での展開に強く、大和ハウスは海外拠点の整備や事業の拡大につなげたいとしている。
特に北米・東南アジアにおいては先行して進出しており、フジタの海外プラットホームを活用することで、大和ハウスグループの海外事業強化を図る。
フジタの2012年3月期の連結売上高は、3108億円。連結営業利益は36億円。大和ハウスによると、フジタは中国における日系ゼネコンの中ではトップクラスの地位を確保しているという。
今回の子会社化により、フジタは大和ハウスの連結子会社となる見込みだが、業績に与える影響は現在精査中としている。