タカラ不動産(石川県金沢市)は、同社で5棟目となるサービス付き高齢者向け住宅「フォーリーフ金沢・清川」を5月18日に竣工した。
同物件はJR金沢駅から車で15分ほどの場所に立地する木造2階建全45戸の物件だ。居室は2タイプあり、専有面積はAタイプが18・3平方m、Bタイプが21・8平方m。1階、2階の各階に浴室と洗濯機・乾燥機を設備し、ハード面でも機能性を重視した。テナント訪問介護・生活支援事業は同社のグループ会社であるふぉーりーふ(石川県金沢市)が行う。食事の配食も同社が行い、賃貸事業と介護事業の連携を強化していく。
入居条件は(1)共同生活を営める(2)連帯保証人および身元引受人をつけられる(3)医療への依存度が低い(4)伝染病に感染していない(5)賃貸借契約書、入居規定を厳守できることの5点。
賃料はAタイプで4万5000円、Bタイプが5万円。管理共益費が2万3000円、安心サポート費が3万円、食費が4万2000円(一室2人入居の場合は一人当たり)。その他介護保険利用料の一部がかかる。
同社の小村典弘専務は「金沢市内の賃貸住宅の空室率が高い中、将来の需要増を考え、サービス付きの建設を考えるオーナーが多くなってきました」と語る。現在も数棟の建設計画が進んでいるという。