大家検定を監修・認定する一般財団法人日本不動産コミュニティー(J-REC)は7月6日、第4回全国事例研究会を開催した。
事例研究会は年に一度開催しており、全国のエリアごとに最新の賃貸事例を発表し、学びを深めることを目的とするイベントだ。第4回を迎えた今年の会場は札幌。北海道から沖縄まで全国各地から、約130名が参加した。
全国5ブロックの代表が、各地の賃貸市況とあわせてテーマを発表した。東北・北海道ブロックは「地方都市の大家必見
フリーペーパー集客作戦」、関東ブロックは「東日本大震災からの被災現場から賃貸住宅経営での地震に対する考え方」など、地域ごとに特徴の異なる議題を出した。参加者からは「震災に備える必要を感じた」「実際の体験談は非常に説得力があった」など多数の声が寄せられた。
会員同士の交流を深めるため、事例研究会後に親睦会、翌7日には北海道不動産ツアーを開催した。代表理事の浦田健氏は「過去最高とな130人が参加し、今までにない盛り上がりをみせました。3人ではじめたJ-RECから、これほど多くのつながりが生まれ、この上ない喜びを感じました」と話した。