スマートロックと連動
スマートロックの開発・販売を手掛けるライナフ(東京都港区)は8月31日、時間貸し可能な空室を掲載するポータルサイト「シェアルーミング」のβ版を公開した。
同サイトは「貸し会議室」や「習い事教室」としてのスペースを求める消費者と、空室物件をマッチングさせるためのもの。
空室の新たな活用法として賃貸住宅や空き家などを所有するオーナーに訴求していく。
「スマートロックを開発したのも、このビジネスのためです。弊社の『ニンジャロック』のみ連動させることができます」(滝沢潔社長)という。
サービス開始に伴い、先着100人に「ニンジャロック」を無償で貸し出すという。
貸し方はオーナーのアイデア次第。
「キッチンスペース」「漫画図書館」「音楽スタジオ」「ワーキングスペース」など、多彩な活用法が想定される。
貸し出し時間は15分、1時間、1日単位等で設定でき、長期利用には割引設定をすることも可能だ。
今後1か月間を物件登録期間とし、ユーザーが部屋を予約できるのは10月1日から。
システム使用料は10%。
例えば1日1000円の部屋の場合、ユーザーはサイト側に決済手数料3%を加えた1030円支払う。
そこから10%を差し引いた900円がオーナーの収入となる。