akippa登録で稼働率向上目指す
栃木県北部を中心に約8000戸を管理する三和住宅(栃木県那須塩原市)は17日、駐車場の時間貸しサービス開始を発表した。
akippa(大阪市)の運営するプラットフォームに自社運営や借り上げの駐車場スペース25台分を登録した。
同社では約900台の駐車スペースを管理しており、稼働率は9割に上る。今回は残りの1割の駐車場の稼働率を少しでも上げる狙いがあるほか、広がりを見せるシェアリングサービスの初期段階から参入し、実績をつくっていくために開始した。
新規登録から2日後に、那須塩原駅前の駐車スペース1台分に、5日間駐車する申し込みが来たという。
今後、稼働率など様子を見ながら、登録件数を増やしていきたい考えだ。菊地信之社長は、「地方でも需要があるという前例をつくり、空きスペースを持つ家主らに提案していきたい」と話した。
akippa・広報グループの森村優香氏によると、「7月から地方進出に力を入れており、これまで4000台以下だった地方の駐車スペースの登録件数は約9000台にまで拡大した」と話す。利用者からお盆などの帰省時に利用したいという要望があったため、範囲の拡大に注力することとなった。兵庫県豊岡市や石川県金沢市、岡山県倉敷市のほか、奈良県や長野県などをターゲットに営業していきたいという。