東京・新宿に専門仲介店舗を開設
学生マンションの企画開発・仲介・運営管理を手掛けるジェイ・エス・ビー(東京都新宿区)は外国人留学生を入居対象にした賃貸事業を強化していく。新ブランド『UnilifeGlobal(ユニライフグローバル)』を立ち上げ、21日に東京都新宿区高田馬場に外国人留学生専用の仲介店舗を開設した。仲介事業で入居者ニーズを把握し、新築の開発や中古物件の管理獲得にもつなげていく考えだ。
店舗は4人体制で、日本語、英語、韓国語、中国語の4カ国語に対応する。通常の契約業務に加え、入居後の生活もサポートする。
主に大学などの教育機関からの問い合わせに対応していく店舗として機能する。店舗開設に伴い、外国人留学生専用のポータルサイトをリニューアルする。エリアごとに家賃相場がわかるモデル物件を紹介し、同店舗への問い合わせにつなげる仕組みだ。営業エリアは主に首都圏が中心で、同社グループの店舗がある都市であれば物件紹介は可能。紹介する物件の家賃相場はシェアタイプだと3万円、一人入居だと6万~8万円を見込んでいる。
外国人留学生にとっては負担が大きい、初期費用の支払いや保証人の確保に関しても対応する。自社管理物件を仲介した場合は手数料を無料にする。またグループの家賃債務保証会社・リビングネットワークサービス(京都市)では外国人留学生専用の保証商品を新たに開発し提供していく。
今後は住居以外の生活サポートも手掛けていく計画。引っ越し後の住所登録、公共料金の手続き、携帯電話の提供、アルバイトの紹介など。
国際事業部の橋本和也部長は「グループで運営している国内3カ所の日本語学校からも留学生の居住ニースをくみ取っていきたい」と語る。少額家賃のシェアハウスや家具付きの物件の仕入れを強化するとともに、自社開発も手掛けていくという。