首都圏で3案件が進行中
超高齢化社会を見据え、野村不動産グループがサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)事業のプレーヤーとして名乗りを上げた。第1号案件となる『オウカス船橋』を竣工し19日発表。デべ各社も、サ高住を組み込んだ大規模開発を次々と進めており、街づくりの中で高齢者向けの賃貸住宅は欠かせない要素になりつつある。
野村不動産グループの野村不動産ウェルネス(東京都新宿区)は19日、『オウカス船橋』の完成式典を行った。冒頭のあいさつで、野村不動産ホールディングスの沓掛英二CEOが登壇。「超高齢化社会に対応するため、10年間にわたってシニア住宅の検討を進めてきた。核家族化と高齢化が進む中で、現役世代に代わって入居する高齢者を安全に見守り、健康寿命を延長する物件にしていく。これまでにはないコンセプトのサ高住」と自信を見せた。