海外事業推進,地元デベと共働
三井不動産(東京都中央区)は16日、米国ワシントンDCエリアで、2棟目となる賃貸住宅『1630コロンビアロード(仮)』への参画を発表した。アメリカでの賃貸住宅の開発としては6棟目となる。
同物件は、地下鉄「コロンビアハイツ」駅から徒歩8分に立つ、地上10階建て、全176戸の賃貸マンション。2019年に着工し、完成は21年の予定だ。歴史的な保存地域内にあり、周辺には大使館や教会が集まる希少な地区。ワシントンDC中心部の開発に特化した地元デベロッパーのEastBanc(イーストバンク)社との共同事業で、特別目的会社を組成した。
17年4月には地下5階地上22階建て総戸数は約330戸の賃貸住宅『4000ノースフェアファックスドライブ』の開発を公表し、20年の完成を見込む。ニューヨークでは318戸と392戸の賃貸マンションを、サンフランシスコでは116戸の案件を手掛けており、今回の発表を含めると供給は1300戸以上に上る計算だ。