日本M&Aセンターが新会社
日本M&Aセンター(東京都千代田区)は10日、小規模企業を専門とする事業承継サポートサービス提供会社設立の記者会見を行った。新会社アンドビズ(同)は年商数千万~1億円の企業を対象に、会社を譲渡したい経営者とM&Aで事業を拡大したい経営者とのマッチングを支援する。
売却希望の会社情報を掲載するサイト『&Biz(アンドビズ)』を運営。公開企業は現在700件あり、試験サービスですでにネット上での成約は100件を突破した。
助言が必要な場合、全国70の金融機関、732カ所の会計事務所と協働しM&Aアドバイザーを紹介。アンドビズの大山敬義社長は「小規模企業の後継者不在は8割に及ぶ。当社のサービスで課題解決に貢献したい」と話した。日本M&Aセンターの三宅卓社長は「小規模企業に特化したM&Aのマッチングサービスを社会的なインフラとして立ち上げる。地方にアドバイザーも置き、単なるマッチングサービスにとどまらない事業にしていく」と語った。