不適切な会計処理関与も来年2月まで現職
不適切な会計処理に経営陣が関与したことが発覚したアクトコール(東京都新宿区)は15日、平井俊広社長の退任が内定したことを発表した。しかし退任時期は4カ月ほど先の来年2月で、定時株主総会までは社長を続投する意向だ。
平井社長のほかに菊地聡取締役、田端知明取締役も来年2月の定時株主総会をもって退任し、再任候補としない決定をした。平井社長の退任後の役職と、新社長はまだ決まっていない。臨時総会を開きすぐに退任しない理由について同社広報部に取材をしたところ「取引先への影響を配慮している。それ以上はコメントできない」と回答があった。
再発防止策をいくつか挙げ、そのうちのひとつで多角経営方針を見直すことを明らかにしている。賃貸住宅などへのかけつけサービスやコールセンター業務、レンタルオフィス運営、子会社・インサイト(同)の家賃決済や収納代行業務に集中する。