2万2800件登録のポータル運営
不動産の管理・仲介の日本エイジェント(愛媛県松山市)が9日、全国の不動産会社を対象に外国人の入居あっせんを支援する新サービスを開始した。
新サービスの『wagaya Japan(ワガヤ ジャパン)』プロジェクトは、集客から接客、入居、退去時までトータルで不動産会社やオーナーと入居者をサポートする点が、集客のみのポータルサイトと大きく違うところだ。
同プロジェクトでは、全国の外国人入居可能物件を検索できるサイトの運営のほかに、外国人専用の家賃債務保証会社や24時間多言語対応コールセンターへの取り次ぎなども行う。接客や内見、契約時には三者間通話の電話通訳システムを活用。申込書や重要事項説明書などの手続きまでをサポートするほか、賃貸住宅での生活に関するマナーブックなども提供して入居中の不安を解消する。また、不動産オーナー向け提案資料や、外国人入居者が通う学校や法人向けのパンフレットなども営業ツールとして準備している。
サービスの中心となるのは、部屋探しのプラットフォーム『wagaya Japan』。現在、英語、簡体中国語、繁体中国語、日本語の4言語に切り替え表示ができ、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛媛などの2万2800件の物件検索が可能だ。1年で100社10万件の登録を目指す。年内にベトナム語と韓国語にも対応し、将来的には12言語に拡大する予定だ。