システム開発やeラーニング運営のピストレット(東京都渋谷区)は今夏、管理会社向けクラウド型物件管理業務システム『メンテフォースワン』をリリースする。
見積もり依頼や家主への報告を自動送信
日常的な建物点検の記録、家主への報告、業者への見積もり発注など一連の業務をシステム上で行うことが可能。これまで現場で紙に記録し、社内のパソコンに入力して家主への報告書を作ったり、業者への見積もり依頼メールを送ったりしていた手間が簡略化する。
不動産会社のスタッフは『メンテフォースワン』を導入したスマートフォンやタブレットを持って現場で建物と設備を点検する。点検した状況をシステム上に評価し記録、写真を撮って保存することもできる。システムにあらかじめ登録された物件情報には、評価項目が細かく設定されている。外回りであれば、植栽、駐輪場、駐車場。外壁であればタイル、塗装壁、軒天、バルコニーなど。共用部は壁、天井、鉄部、床、消火器などの項目がある。全部で24項目あり、カスタマイズすることも可能。定期巡回でスタッフが確認すべき項目を事前に設定することで業務管理が容易にできる。新入社員やパート社員でも、スムーズに業務が行える。