取得時効【宅建試験解説】

【連載】2021年宅建試験まるかわり解説

法律・制度改正|2021年02月15日

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Q.他人の土地と知りながら占有する場合も時効取得できるの?

A.所有の意思をもって平穏・公然に占有すると時効取得できます。

なぜ時がたつと他人の物でも自分の物になるの?

 時効とは、時間の経過によって法律関係の効力が変化し、これまで存在していた権利が消滅したり(消滅時効)、これまで持っていなかった権利を取得したり(取得時効)することをいいます。なぜこのような制度が存在するのかについては、学説上いろいろな見解が主張されています。

 第一に、ある事実状態が継続すると、社会がその事実上の状態を正しいものと信頼し、それを基礎としてその上に法律関係が形成されていくものです。それを真実の法律関係に基づいて覆すと、事実状態を信頼して法律関係に入った人は不測の損害をこうむることになり、社会の法律関係の安定を害することになるので、事実状態を権利に高める時効制度を必要とする見解があります。

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