セキュアリンク、Wi‐Fi利用し見守り

セキュアリンク

商品|2023年09月21日

  • twitter

CareSenseの端末。部屋になじみやすいシンプルなデザイン

 IoT機器の開発・販売を行うセキュアリンク(大阪府豊中市)は18日、Wi‐Fiの電波を使った高齢者見守りサービス「CareSense(ケアセンス)」の販売を開始した。

呼吸など小さな動きも検知

 部屋の数カ所に専用端末を設置することで、入居者の動きや睡眠時の呼吸を検知する。検知データは管理者用システムに集約され、入居者の在宅・不在や睡眠のリズム・質の評価を一覧で把握することができる。

 設置するためには電源とWi‐Fi環境が必要だ。睡眠時の呼吸を検知する場合は、ベッドを挟むように2台の端末を設置する。1LDKの部屋であれば、ベッドまわりを含め2台から3台程度の設置が目安。月額利用料は端末2台までは1部屋2178円(税込み)だ。契約時には1部屋5万円(非課税)の保証料がかかる。

 入居者のプライバシーを守りながら、ベッドセンサーと比べて安価に睡眠時の呼吸のような細かい動きを検知できる点が特長だ。介護施設で巡回の頻度を減らしたり、サービス付き高齢者向け住宅で入居者の在宅・不在を把握したりといった活用方法を想定する。

 8月4日から開始した先行見積もりには、22日時点で13件の問い合わせがあった。詳細な見守りにより、他社との差別化を目指すサービス付き高齢者向け住宅からのものが多いという。

 同サービスの導入を収益にもつなげられるよう、離れて暮らす家族向けに月1回程度入居者の活動状況のレポートを送る機能も開発中だ。藤本典志社長は「一般の賃貸住宅でも採用してもらえるように機能や提供方法の調整を続け、少しでも高齢単身者の孤独死を減らしたい」と話す。

(2023年9月18日9面に掲載)

おすすめ記事▶『リンクジャパン、見守りIoT機器 』

検索

アクセスランキング

  1. 大手不動産会社で入社式

    レオパレス21,大東建託グループ,ハウスメイトパートナーズ,APAMAN(アパマン),常口アトム,武蔵コーポレーション,TAKUTO(タクト),三好不動産

  2. ビューン 大石隆行社長 電子書籍読み放題、13万戸に

    【企業研究vol.246】ビューン

  3. 戸建て賃貸強みに売上33億円【上場インタビュー】

    東日本地所

  4. 不動産業アワード、10社が受賞【クローズアップ】

    国土交通省

  5. 供給増えるZEH ハウスメーカーの最新動向を紹介

    三菱地所レジデンス,ミサワホーム,大和ハウス工業

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ