古民家カフェ風によみがえった築48年のアパート
2014年08月08日 | リノベーション
築48年の古いアパートを全面改装した「結庵(ゆいあん)」。
古民家カフェ風の内装を気に入った男性入居者で全4戸が満室になった。
JR南武線浜川崎駅から徒歩8分、川崎駅からバス便立地だが
相場より6000~1万円高い家賃6万6000円(1階)、7万2000円(2階)で決まった。
川崎エリアに勤める美容師といったオシャレに関心の高い30代男性をターゲットにして、
昔ながらの文化住宅の趣きを残しつつも洗練されたカフェのような空間へと再生した。
間取りは、6畳と4畳半の和室2Kを一続きの空間に。
2階の部屋は天井板を取り去り、梁を残した。
白い塗装壁と無垢の床、こげ茶の梁や建具の組み合わせは、シンプルだがどこか温かみのある雰囲気だ。
トイレのドアは既存のドアを再利用。
レトロな味わい深さをプラスしている。
【ロフトを作った。残した梁のこげ茶色がアクセントに】
造作したキッチンのデザインも好評だ。台の下がオープンで好みに合わせた収納ができる。
オーナーの須山弘孝氏は、「2階の共用廊下の一部にウッドデッキを敷き、テーブルセットを置いた共用スペースを作りました。入居者さんの交流の場として活用して欲しいと思います」と、話した。
【ウッドデッキスペースが憩いの場に】
7月末には須山オーナーと入居者たちで焼肉パーティーを楽しんだという。
「今後も自発的なコミュニティができるように尽力したいです」(須山オーナー)