築古の再建築不可物件にロフトを新設
2014年07月10日 | リノベーション
京成押上線立石駅から徒歩12分の木造戸建て住宅をリノベーションしたインクコーポレーション(東京都葛飾区)。
再建築不可のこの物件を「欧風アンティーク調空間」に仕上げ、30代夫婦から入居契約を得た。
間取りは2K + 2ロフト。
一階には4.5畳の洋室とキッチン・トイレなどの水回り、二階には14畳の洋室に加え、新たにロフトを二ヵ所に新設した。
「少しでも居住スペースを多く確保するため」(入江尚之社長)との理由からだ。
【before】
【after】
襖も取り合払い広さと見た目が激変!
建具などの使える部材は残し、同社輸入建材事業部で取り扱っている猫足バスタブやアンティーク調の洗面化粧台、照明などを多用して前述の空間コンセプトを実現。
壁面は、柱や筋交いが見える「真壁」方式を採用し、ログハウス調に演出。
階段や洋室に取り付けたランタン型の照明もその演出に一役買っている。
元々和室だった居室には、白ベースのウッドタイルを敷き詰め、古ぼけた黄土色の壁には白の「洗えるクロス」を貼った。
二階には天井板を取り高くなった空間に5.5畳と1.5畳の2つのロフトを新設した。
「収納スペースが広く、アンティーク調の建具や設備も気に入った」と感想を語る入居者。
賃料は8万8000円と、相場よりも30%Up。工事費は100万円だった。