元工場を改装したセミオーダーメイド
2014年08月10日 | リノベーション
今回紹介するのは、元工場だったスペース40㎡を住居へと改装した珍しいリノベーションのケースです。
室内は、工場らしいガランとした空間に、トイレ・バスは一切壁も間仕切りもなくそのまま設置してある。
【一切の仕切りがないトイレとバスが特徴的】
大胆なデザインだが募集から1週間で申し込みが入った。
入居希望者はこのオープンな水回りを要望したという。
今回のリノベーションはNENGO(神奈川県川崎市)が行う
セミオーダーリノベーション「仕立てる賃貸」でプランニングしたものだ。
「仕立てる賃貸」では、同社がリノベーションの基本イメージを作り、
入居希望者を募集し、一緒にプランを考える形式を採っている。
今回、入居を決めた住まい手は、絵を描くことを趣味としていることから、
天井高3mという点を生かし、横5.5mの壁2枚分をキャンバスとして使えるように
白い壁面のプランにした。
部屋を間仕切る壁を一切設置しなかったのは、
描いた絵が離れたところからでも見えるようにするためだという。
【2つの壁面をキャンバスに】
もともと引っ越すつもりがなかったという入居者だったが
この物件の募集を見て引越しを決めたそうだ。
【キッチンもシンプル】
入居者の希望で変更した分の差額分22万円は入居者が負担した。
オーナーが負担した分は約220万円。
家賃は周辺の相場より8000円ほど高い10万8000円になった。