オーダーメイド家具でデットスペースを活用
2014年08月28日 | リノベーション
かつては収納が皆無だったという物件にオーダーメイド家具を設置し、「収納力と開放感を兼ね備えた空間」に仕上げた廣田裕司オーナー。
メゾネット特有の開放感も複数の内見者から好評をもらい、竣工後2週間で入居者が決まった。
小田急江ノ島線と横浜市営地下鉄、相鉄いずみ野線が交わる湘南台駅。
ここから徒歩7分の場所に立つ「サンライトビュー」は、間取り1LDKの木造メゾネット型アパートだ。
廣田オーナーは今回、同アパート全4戸のうちの一室を、前住人の退去に合わせてリノベーション。
階段下のスペースにオーダーメイド家具を設置して、収納力を大幅に改善した。
1階にある9畳の洋室には、階段のでっぱりに台形型のデッドスペースがあり、
既製品の収納家具ではこの空間の有効活用が難しかった。
そこで、オーダーメイド家具を手掛ける「トウキョウ工作」(東京都杉並区)と共同で収納棚を製作。
無駄のない収納スペースを作り上げた。
【隙間なく設置されたオーダーメイドの家具】
夫婦やカップルの入居者を想定し、棚にはハンガーパイプを通したクロゼットを2つ用意。
また、一部分に鏡を取り付け、引き出し可能なテーブルも付け、
パウダースペースとしての機能も持たせている。
2階は13.5畳のLDKだ。北側にキッチンを配し、その頭上には約5.6畳のロフトを備えている。
天井高は最大で5mもあり、その開放感は現在の入居者である30代夫婦にも好評だ。
【採光性がよくとにかく明るい】
浴室乾燥機や電動ロールスクリーンも新設し、総工事費は約100万円。
賃料は7000円アップし、8万5000円となった。