外構・外装一部だけで全室満室を実現
2015年04月11日 | リノベーション
建物の外装リノベーションを手掛けるインターデザイン(東京都港区)。
ここで紹介する「千石ロイヤルコート」もまた、外構と外装のみで満室にしたという物件だ。
場所は東京メトロ丸の内線茗荷谷駅から徒歩10分。
築24年で構造は鉄骨造の3階建て。
間取りは3点ユニットで、全6戸のワンルームだ。
占有率は、14.75㎡。
収益マンションとして投資家オーナーが3年前に購入。
しかし、新米オーナーということで、物件は管理会社任せ。
気が付くと自転車置き場や空き地部分がゴミの山になり、それと同時に入居者が次々に退去。
いつしか全室空室になってしまった。
before
たまたま訪れた住宅フェスタでインターデザインのチーフクリエイター勝山憲氏の講演を聴講。
同社のブースで相談したという。
インターデザインは完成前のバーチャルデザインを用いてオーナーに提案をしている。
こうしたツールは入居希望者にも発信できる。
当初から学生をターゲットにしていたため、まずは友達を呼んでみたい雰囲気作りを仕掛けた。
コンセプトは「海外にあるちょっとイケてる工場や倉庫」。
そんなイメージを持たせるため、外構は全面ブロックにしてブルーグレイで塗装。
物件名を大胆にグラフィック。
after
リノベーションとはいえ、外構の意匠替えと塗装のみ。
かかった費用は約250万円だ。
賃料は5万8000円から6万円にアップした。