シェアハウス運営大手のオークハウス(東京都豊島区)が、賃貸仲介事業に本格参入した。メインターゲットを外国人とし、オンライン完結で日本での部屋探しをサポートする。
外国人の部屋探しを支援
2023年11月1日から仲介事業を始動し、同月末時点での問い合わせ件数は120件に上る。
同社は、197棟4193室のシェアハウスを運営し、入居者うち外国人が6割を占める。物件情報などを掲載する同社サイトのUU(ユニークユーザー)数は月間約7万人で、そのほとんどが外国人だった。外国人顧客が希望する住まいを提供するために、自社運営物件以外を取り扱う必要性を感じていたという。社内に英語での接客対応が可能な人材もいたことから、物件ポータルサイト運用にとどまらず、仲介まで踏み込んでいく。
12月末時点の物件取扱件数は、同社運営物件のシェアハウスとマンスリーマンションが4587室。ほかに他社運営の外国人向け賃貸マンションが約200戸だ。