時代の変化を理解し対応、前例踏襲ではなく合理的に考える

【連載】プロパティマネジメントで切り開く未来 第129回

管理・仲介業|2024年02月12日

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労働生産力向上を目的にITや外注の積極的な活用を

 最近、とても憤慨したことがある。TBSテレビの日曜朝の番組の名物スポーツコーナーでの張本勲氏の意見にだ。岩手県立大船渡高校で甲子園を目指す佐々木朗希投手を県予選の決勝戦で、監督が登板回避をさせたあの「事件」のことだ。張本氏は監督に「喝!」を入れ、スポーツにけがは付き物だ、甲子園の夢を遮った監督は言語道断と言い放ったのだ。32歳の監督は、佐々木投手の選手生命を考え、決勝では投げないほうがいいという苦渋の決断をした。若い頃の投げすぎで肩や肘を壊す投手が多いことを知っているシカゴ・カブスのダルビッシュ投手は、即座にこの張本氏の意見を批判、張本氏の反論もあったが頭の古さ、固さに驚くばかりだ。また、以前は、つまり張本氏が若い時には、年間20万人以上も子供が生まれた時代であり、故障しても代わりのスターが生まれたことだろう。いまは出生数は100万人を切り、またスポーツも多様化して、坊主頭を強要するような野球部に入部する人はどんどん減っている。その上、こんなに頭の固い人(私は張本氏の見識に一定のリスペクトをしているが)が幅を利かせている野球界には若い子は愛想を尽かすことだろう。巨人戦のナイターのTV視聴率を見れば、一目瞭然だ。この「時代の流れ」も彼は分かっていないのがイタイ。

 このように、我々は「時代の流れを理解しない」、そして「頭のカタイ」人になってはいないだろうか。そして、もっと柔軟な発想を持ち合わせなければいけないのではないか。ダルビッシュ投手も「議論をすることに意味がある。そういう考えもあるんだ、と気づくことが大事だ」と言っている。左に、頭のカタイ人のチェック表を作ってみた。

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