参天製薬、医療用目薬で海外販売を拡大

【連載】千葉明の株式教室 No.293

投資|2024年05月03日

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今期は増収増益を計画、世界ブランドへの躍進目指す

目の病と闘う 姿勢を貫く企業

 薬局でなじみ深い製薬企業2社を俎上(そじょう)にのせ、投資法を考えてみた。

 参天製薬(4536)。創業1890年。一世紀をゆうに超えている。創業期は「カゼ薬」「セキ薬」「便秘薬」が主要商品。「目薬」が登場するのは創業から9年後で『大学目薬』が大ヒット。「もし〝大学目薬〟が想定範囲内の売れ筋に終わっていたら、今日の参天製薬が存在していたかどうか疑問」といわれるほどの大ヒット。これを機に参天製薬は経営のかじを「目薬」に大きく切った。

 『サンテ』ブランドの目薬を薬局で目にし、手にする。が同社の一般薬の総売上高に占める割合は、実は約1割。ほとんどは「医療用目薬」。主な治療剤(液)領域と商品名を指折り数えると、こんな具合になる。
①緑内障・高眼圧症治療領域:タブロフ点眼液やコセプト配合点眼液。
②角結膜症患治療剤領域:ヒアレイン点眼液やジクアス点眼液。
③抗アレルギー点眼剤領域:アレジオン点眼液。
④網膜疾患治療剤領域:アイリーア硝子体内注射液。この病は網膜内の中心静脈が閉塞し生じる出血やむくみがおこる。高血圧・糖尿・緑内障患者に多いという。筆者のような老人層に多い。

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