オークハウス、学生がシェアハウスをリノベ

オークハウス

物件紹介|2022年09月02日

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女子学生がリノベを手がけた居室。ターコイズブルーの壁が印象的

 シェアハウス運営大手のオークハウス(東京都豊島区)は8月20日、運営物件の「ソーシャルレジデンス拝島」でリノベーションの様子を公開するイベントを開催した。

デザインから施工まで参加

 リノベは空室や共用部を対象としたもので、近隣の芸術系大学3校と協力し、学生15人がデザイン企画から施工までを担った。講義を飛び出した実習の場を学生に提供する一方、学生の入居者層が少ないという同社にとって、潜在顧客と接点を持つ機会とした。

 イベント参加者は、オークハウスが運営する物件の全入居者が対象。リノベの様子を公開するのと並行して、アーティストを招いた音楽やダンスパフォーマンスも開催した。

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学生が壁紙を貼る様子

 リノベの対象は、同物件全168室のうち、専有部の空室15室と、トイレやラウンジなどの共用部。専有部は各学生が一部屋を担当し、共用部はチーム制で行った。デザインの企画から室内に設置する家具の選定、自身で壁塗りや棚づくりなどの施工までを行う。

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パープルで統一した内装と、畳の椅子で和風をイメージした居室に

 作業期間は、イベント開催日を含み19〜21日の3日間で、専有部は各上限10万円を予算とした。学生には給与を支給。ボランティアではない「仕事」として社会体験の機会にもなった。

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壁にデザインを施した事例

 環境デザインを専攻する男子学生は「リノベを行うのは初めて。一番大変だったのは納期で、締め切りを守って初めて利益になるという『仕事』の責任感を学べた」とコメントした。

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押入れをワークスペースに改修

 ほかには、外国籍の入居者や異文化交流を求める層をターゲットに天井をオレンジに塗装し明るい印象の部屋をつくる学生がいた。また、室内でのパソコン作業に対応すべく押し入れをワークスペースとしてデスクに改装した事例もあり、学生たちの個性が光るリノベ部屋が続々と完成した。

(2022年9月5日2面に掲載)

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