一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会(東京都千代田区)は8日、令和2年度賃貸不動産経営管理士試験の結果概要を公表した。
8000人超が合格
合格者数は8146人で、合格率は29.8%だった。累計合格者数は7万8075人となった。 前年度に比べて合格率が大きく下がった。令和元年度の合格率は36.8%だった。今回結果を公表した同2年度では前年度よりも7ポイント下げる結果となった。合格者数も、前年度と比べて552人少なかった。
今回の合否基準は出題50問中34問以上(5問免除者は45問中29問以上)を正解した人を合格者とした。
合格者の最高齢は82歳、最年少は18歳だった。幅広い年齢の人が受験した。受験者数は2万7338人だった。
今後資格の重要性はさらに高まる可能性がある。今年6月施行の「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」では、一定規模以上の管理戸数を有する賃貸住宅管理業者は、登録制度への登録が義務付けられる。
登録事業者は、事業所ごとの1人以上の業務管理者の設置が義務付けられる。
(1月18日2面に掲載)