コーシンホーム、不動産小口化商品が完売

コーシンホーム

商品|2023年05月29日

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第7号のファンド「金岡町貸家」のパース

 大阪府を中心に新築戸建ての売買や収益不動産の管理事業を手がけるコーシンホーム(大阪府堺市)は、5月16日に不動産小口化商品「みんなでシェアファンド」第7号の出資者募集を開始し、約2分で完売した。みんなでシェアファンドは不動産特定共同事業法(以下、不特法)に基づく事業で、2022年10月から展開している。

大阪府の木造戸建てが対象

 第7号の対象物件は、大阪府堺市にある築56年の戸建て住宅で、南海電気鉄道高野線白鷺駅から徒歩6分の場所にある。木造2階建ての3LDKの物件だ。不動産小口化商品は匿名組合型で、一口10万円から購入することができる。優先劣後方式を採用しており、80%が優先出資だ。募集額は720万円で、販売口数は72口となる。想定利回りは年間7.5%で、9カ月間の運用を想定する。同社は不特法に基づく電子取引業の許可を取得している。第7号はクラウドファンディング形式のため、出資者はオンライン上で出資することが可能だ。

 これまで取り扱ってきた小口化商品は、戸建てや集合住宅、貸土地を対象にしてきた。第6号までの想定利回りは平均6.25%。毎月配当があり、賃料収入を配当原資とするインカムゲイン型だ。出資者層は40〜50代が中心。少額からできる不動産投資で資産運用をするために購入するケースが多い。

 今後は、新築物件を対象とする小口化商品の販売を控えている。4月に大阪府富田林市で156区画の戸建ての新築用地の分譲販売を開始した。同社で手がける一部の新築戸建てを小口化商品として運用する計画だ。

(2023年5月29日4面に掲載)

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