ウェブクルー、売却意欲高いユーザーを送客

ウェブクルー,ウェイブダッシュ

商品|2023年08月27日

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 商品・サービスの比較サイトを展開するウェブクルー(東京都世田谷区)は、不動産の売却において、複数の不動産会社に査定依頼ができる「ズバット 不動産売却」を提供している。

本人確認で情報精度を担保

 所有する不動産の売却を検討する見込み客と、サプライヤーと呼ばれる不動産会社をつなぐサービスだ。2020年12月より提供を開始し、22年4月に対応エリアを全国に拡大した。月間のサイト利用者数は約500人、サプライヤーの登録数は約800社となる。

 ユーザーは売却を検討している物件の所在地、築年数、専有面積などの情報を登録する。登録後、当該エリアの物件を取り扱う不動産会社のうち最大6社に一括で査定依頼をすることができる。査定結果を踏まえて売却を依頼したい不動産会社をユーザーが選択すると、ウェブクルーから不動産会社にユーザー情報が提供される仕組みだ。

 同様のサービスは他社も提供しているが「ユーザーの売却意欲が低い」「電話がつながらないことがある」などの課題があった。ズバット 不動産売却では、独自の手法で売却意欲の高いユーザーを集客。携帯電話番号を使って本人確認を行う「SMS認証」により、登録情報の信ぴょう性も担保している。ウェブクルーの調べでは、送客案件に対する所有権移転率が50%となっており、他社サービスと比較して10%ほど高い。サービス責任者のライフソリューションディビジョン不動産チーム・土肥大和リーダーは「サプライヤーに見込み客をしっかり紹介できている」と話す。

 23年7月7日には、同じく不動産査定サイトを運営するウェイブダッシュ(東京都千代田区)と業務提携。対応エリアを補完しながらユーザーの需要に応えていく。

(2023年8月28日9面に掲載)

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