10年間空室のテラスハウスをDIY可に改修
2016年12月01日 | リノベーション
相場より15%高で職人夫婦が入居
10年もの間空き家だったテラスハウスが、相場より15%高い賃料で成約した。
しあわせな家(神奈川県横浜市)が手掛けた『菊名テラスハウス』だ。
築42年の鉄骨造2階建ての戸建て住宅。JR横浜線・東急東横線「菊名」駅から徒歩15分で、坂道も多いため、アクセスしづらい立地だ。
BEFORE
ただ、周辺は閑静な住宅街で、ゆったりとくつろげる環境であることから、「趣味に没頭できる生活を送れる」ことをコンセプトに据えた。
趣味の時間を大切にしたい、40代の単身者がターゲットだ。
1階は、もともと和室の1DKだったのを洋室の1LDKに改修。
バルコニーからの採光を遮っていた壁を撤去し、部屋の入り口まで光が届くようにした。
キッチンから窓の外の景色を一望でき、続き間になったことで明るく広々とした空間になった。
AFTER
2階部分は以前、5畳の洋室と6.5畳の和室だった。
間仕切りと押し入れを解体することで14.8畳のスペースにし、入居者が自由に使えるようにした。
ベニヤ床、ボードの壁、天井は鉄骨むき出しにしており、色を塗ったり棚を付けることもできる。
賃料は上下階合わせて8万円。
入居を決めたのは、家具職人と革職人の夫婦だ。
自分たちで作った商品を撮影する場所として、2階をDIYし使用しているという。
DIYで差別化することで、ターゲット通りの人が入居した。