1DKの築古を光に満ちた1Kに
2017年04月17日 | リノベーション
室内にいながらアウトドア感覚味わう
山梨県を中心に仲介・管理を行うVivitBase(ヴィヴィッドベース:山梨県甲府市)は、築40年のアパートを改装し、室内にいながら明るい太陽の光が部屋全体に広がるアウトドア部屋にリノベーションした。
物件はJR東日本中央本線「甲府」駅から徒歩15分の『コーポ丸の内』。
雨漏りや水回りの破損が進み、入居が困難な状況にあった。
BEFORE
改修後はモデルルームとして紹介され、賃料は2万円アップの4万円となった。
周囲に商業施設が多いことからターゲットを20~30代の独身者に設定。
間取りは25㎡の1DKから1Kに変更した。
部屋に開放感がでてくると共に窓からの光が2方向から入り、部屋の内部を明るく照らすようになった。
キッキンは壁付けから、ステンレスの対面に刷新。
換気扇はむき出しにすることでヴィンテージ感を演出した。
明るい採光の中、アウトドアで調理をしているような感覚を抱かせるつくりだ。
部屋の壁一面はポーターズペイントの淡いブルーに塗装した。
太陽の光が青い壁に反射することでやわらげられた光が部屋全体に広がるつくりとなった。
床は18cm、91cm角の木材を使用し、上から蜜ろうを塗り経年した雰囲気を出した。
屋上は入居者や近隣の人が集うコミュニティスペースになっている。
20代の社会人が契約を決めた。
入居の決め手になったのは無骨な対面キッチンだった。
武原麻耶社長は「長らく空き室だったことから経年の良さを生かしヴィンテージ感を出すことで、若い世帯にアピールすることができた」と語った。
工事費は約100万円。