2年間空室の物件が施行前に成約
2015年03月28日 | リノベーション
長年空室だった収益物件がリノベーションにより売却できた。
建物は築17年RC造、8階部分南西向きの1戸。
最寄りの明石駅からはバスで19分と辺境地にあり、2年ほど空室となっていた。
このエリアは、神戸学院大学の近くにあり学生が住んでいたがキャンパス再編に伴い、多くの学部が移転した。
また親元を離れず一人暮らしをする人口も減少していることなどから、空室率が上昇している地域でもある。
周囲にリビングが広い物件が少ないことに着目したリディアス神戸(兵庫県神戸市)は、オーナーに3DKから1Kへのリノベーションを提案した。
30㎡の広々としたリビング
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施工前に買い手が決まったのと同時に、30代夫婦の入居が決まった。
「玄関に自転車を止めたい」という希望を取り入れた設計を行った。
林和也社長は「玄関は下駄箱を置くスペースしかない広さだったので、どうスペースを取るのかがカギでした。入居者であるご夫婦は二人とも自転車が趣味で、マンションの駐輪場に止めたくないため玄関に止められるということが必須でした」と話す。
自転車二台分を置くスペースを確保した玄関
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リビングを30㎡と広くとったため、6.5㎡のウォークインクロゼットを設置し、収納スペースを確保した。
キッチンは壁付けタイプではあるが、カウンターを造作することにより対面式となった。
またハイグレード使用を用い、高級感を出したという。
床やクロスの張り替えをし、改装費は総額で300万円だった。