約20畳のリビングで半年の空室を解消/アルファプランニング
2013年08月14日 | リノベーション
築25年で空室が半年続いた物件をリノベーションで解消したアルファプランニング(京都府京都市)。「L字型のリビングスペースをいかに開放的に感じさせるかが課題でした」と語るのは松山英夫社長だ。
L字の欠けた部分に和室がぴったり当てはまる間取りだったが、間仕切りをすべて引き戸に変更し、スライドさせて壁に収納できる仕様にすることで、19・5畳のリビングスペースを確保した。
「壁側に設置したキッチンをカウンターキッチンにする予定でしたが、少しでも室内を広く見せたいと思い、キッチンはあえて壁側に設置したままです」(山口社長)。
賃料は7000円アップの9万5000円。新築相場と変わらない賃料だ。新婚夫婦が入居し、やはり開放感が決め手になったという。
新婚夫婦や若いファミリー層をターゲットとした。和室は洋室に変更したが、床はフローリングの中央部分に大きな枠をとり、その中に琉球畳を敷いた。
「体を楽に寝かせられるスペースを設けたいと思いました」(山口社長)。黄色と茶色で構成し、小さい子どもを少しでも楽しませることができるよう「遊び」も加えてみた。
さらに、くもりガラスを使用したスライド型の間仕切りを設けたため、日の光を取り入れながらしっかりプライバシーを守ることもできる。
全体のデザインは白基調。リビングの床をライトブラウンのフローリングにし、壁はうっすら模様の入ったアクセントクロスを使用した。
水回りの設備も交換し、工事費は250万円だという。