賃料3万7000円アップし成約
2016年11月28日 | リノベーション
男性受けするビンテージ感が決めて
男性受けする無骨な印象を打ち出した「男部屋」をコンセプトに改修したロフト付きワンルームの部屋が、募集からわずか2週間で決まった。
手掛けたのはバレッグス(東京都目黒区)だ。
東急東横線「都立大学」駅から徒歩4分、築48年のRC造6階建てのマンション「ミニカムマンション」の一室だ。
BEFORE
専有面積は約35㎡で、賃料は12万円。
以前の賃料は8万3000円から3万7000円のアップに成功した。
30~40代の自立した社会人男性で、ビンテージ家具を所有しているなど、家具にこだわりがある入居者をターゲットに据えた。
改修に当たり、天井を抜くとコンクリートむき出しの天井が表れた。
この質感をそのまま残すことで、あえて粗さを出した。
天井の雰囲気に合わせて、床には赤茶系3色のフロアタイルを張ることでビンテージ感を出した。収納の扉も、焦げ茶色にして、統一感を出した。
AFTER
天井を抜いたことで、天井高が2.4mとなった。
この天井高を生かして、玄関付近に2.9畳の造作棚付きロフトベッドを設置した。
ロフトの対面はキッチンになっているが、冷蔵庫や洗濯機なども、ロフトの下部に収められる。
家電や寝具などをリビングから見えなくできるので、室内をすっきりとした印象にでき、ビンテージ家具などが映える空間を作ることができる。
工事費は約350万円。
入居を決めたのは、30代の外国人デザイナーの男性だ。
ロフトが付いていることで、寝食を分けられることや、室内で仕事をする際にも快適に過ごせそうな雰囲気が気に入り成約した。