5畳のインナーガレージを設置
2014年05月09日 | リノベーション
3年間の空室が工事中に成約!リノベ後は満室に!
築18年の木造2階建てアパート「メゾン上岡田B棟」をリノベーションしたリフテ(静岡県掛川市)。
同物件の管理会社アエル(静岡県磐田市)との共同企画となった。
賃料を下げても約3年間入居者が決まらなかったこの物件は、
工事中に成約が決まる人気ぶりを見せ、現在は満室となっている。
コンセプトは「趣味と暮らす部屋」。
ターゲットに据えた20~30代が全ての部屋に入居を決めた。
専有面積は24.75㎡。
学生などの単身者向けだった1K全8戸のアパートは、近隣大学の学生数減少や周辺の新築物件増加に伴い、賃料を下げても空室が目立つようになっていた。
今回のリノベーションでは、需要の少ない1Kの2部屋を繋げて1LDKに間取りを変更。
専有面積を倍の49.5㎡に広げ、1階の部屋にはインナーガレージを設けた。
「近くにバイク製造工場があるため、バイクを所有する社員の方が多いです」と語るプランナーの村松千尋氏。
ガレージ付物件の成約者は2人ともこの工場に勤務している。
趣味部屋としても自由に使える5畳のガレージは、
室内との行き来が自由な間取りになっており、内装にはベニヤ板を張って木の温もりを加えた。
【木の内装が心地よいインナーガレージ】
壁沿いのキッチンはリビングと対面する位置に移動。
一間以上のクローゼットを設けるなど、2人暮らしにも配慮した作りになっている。
リビングの壁や床は白で統一し、明るい空間を演出している。
また、床には一部ブラウン系の材料を用い、
リビングの壁一面にも淡いグリーンのアクセントクロスを張るなどデザイン性も加えた。
【床のブラウンがアクセントに】
入居者は室内にそのまま入れるガレージが気に入ったと成約理由を語る。
賃料は、2部屋換算でも以前より4000円高い6万円となった。
工事費は1部屋約400万円。