無垢材でダイニングキッチンをカフェ風に演出
2014年07月12日 | リノベーション
兵庫県宝塚市に立つ築44年の物件をリノベーションし、賃料2万円アップに成功した木本孝広オーナー。
コンセプトは「和と洋を織り交ぜた空間」だ。
20~30代前半の単身者や新婚にターゲットを据えたこの部屋には現在20代夫婦が入居している。
RC造3階建ての「Canvas」は阪急小林駅から徒歩12分。
その最上階にあるこの部屋は、6畳の和室2部屋をもつ2DKだった。
この和室を洋室に変更しようとも考えたが、和室が持つレトロ感や居住性の良さを残すことに。
黄土色だった土壁はその上から土壁用の塗料で白く塗り直し、古臭さをなくした。
ダイニングキッチンは「カフェのような空間をイメージしました」と話す木本オーナー。ブラウンのクッションフロアが敷かれていた床は、パインの無垢材に変更。キッチンユニットの扉にもパインの集成材を使い、モダンで温もりのある空間に仕上げた。また、天井を取り払って開放感も増している。
【before】
【after】
無垢材を使い明るい印象のカフェ風に
古くて狭かった浴室は、思い切って浴槽を外し、シャワー室に変更。内部のタイルは淡いピンクから白と青に塗り替え、部屋の内装と統一感を図っている。玄関わきに塗った黒板塗料は外出先を記入するにも使えて便利だ。
今回の総工事費は約120万円。キッチンユニットなど、まだ十分使える設備は据え置き、水回りの備品を自ら用意することで工事費を削減することができた。
【シャワー室に変更した浴室】
入居者は「築40年超えとは思えないほどきれいな内装を気に入った」と入居理由を話す。
賃料は、会社の借上げということもあり、5万円から2万円アップの7万円に設定した。