大京、賃貸マンションを年10棟開発へ

大京

その他|2021年06月25日

  • twitter

『ライオンズフォーシア清澄白河』の外観

 大京(東京都渋谷区)は、入居者がテレワークや打ち合わせに利用できる共有スペースを設けた賃貸マンション『ライオンズフォーシア清澄白河』の入居募集を、5月22日に開始した。テレワーク対応賃貸マンションとしては3棟目。今後はペースを上げ、賃貸マンションで年間10棟の開発を目指す。

テレワーク対応で3棟目竣工

 『ライオンズフォーシア清澄白河』は東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅から徒歩5分、都営新宿線「森下」駅から徒歩4分に立地する。13階建て総戸数72戸で、間取りは1ルーム、1K、1DKの3種類を用意した。そのうち5戸に在宅勤務に対応するテレワークブースを設け、1階共有部のエントランスホールに、デスクワークや打ち合せを行える「リモートラウンジ」を設置した。

 賃料は11万7000~14万2000円(管理費込み)で、入居対象を都内で勤務する20~40代の単身の社会人とする。5月22日からホームページなどのオンラインを中心に募集を開始し、6月11日までに107件の問い合わせがあり、入居申し込みを8件受けた。2022年3月を目標に満室を目指し、一定期間保有した後、売却する方針だ。

 大京は07年から賃貸マンションブランド『ライオンズフォーシア』を展開している。08年の金融危機の影響で開発は一時停滞したが、18年から再び開発を本格化し、今回の物件を合わせて竣工実績は15棟となった。テレワークに対応した設備を備えた賃貸マンションとしては20年12月に竣工した『ライオンズフォーシア秋葉原イースト』、『ライオンズフォーシア築地ステーション』に続いて3棟目。アンケートを実施し、今後のテレワーク対応を検討する。

 大橋則幸ソリューション事業部長は今後の賃貸マンションの開発について「東京23区を対象に開発を続けていく」と語る。

(6月21日2面に掲載)

おすすめ記事▶『大京、新築2棟にテレワーク向け設備』

検索

アクセスランキング

  1. 共済活用の動き広がる

    全国賃貸住宅修繕共済協同組合,KENT(ケント)共済協同組合,西田コーポレーション,三好不動産,スマイルあんしん共済協同組合,アート企畫社

  2. EV充電、累計受注2万5000台に急拡大

    Terra Charge(テラチャージ)

  3. 清水建設、洋上風力発電建造船の建設発表

    【連載】千葉明の株式教室 No.292

  4. Sanu、サブスク型の別荘展開 200室へ

    Sanu(サヌ)

  5. AAAコンサルティング、不動産会社向けBPOで急成長

    AAAコンサルティング

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ