京葉ガス(千葉県市川市)が、初めて賃貸住宅を手がける。同社は2日、断熱性・省エネルギー性能に優れた賃貸住宅の着工を発表した。千葉県市川市にある同社の遊休不動産を活用し、2025年5月30日に竣工する予定だ。
工場跡地に200戸超のZEH
RC造9階建て235戸の賃貸マンションで、JR総武線市川駅から徒歩7分の場所に建設する。1階には、地域貢献施設を併設する計画だ。
特徴は、共用部を含むマンション全体での一次エネルギー消費量を20%以上削減することを目指すZEH-MOriented(ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション・オリエンテッド)基準を満たす仕様であること。それに加えて、太陽光パネルと蓄電池を設置。停電対応型のガスを燃料とした空調設備を備え、環境への配慮と災害時に役立つ機能を備える。
今回の賃貸住宅は、同社工場跡地およびその周辺の所有地における開発事業の一環。同開発事業を通し、エリア価値の向上と防災に役立つ街づくりを進めていく方針だ。
(2023年10月23日1面に掲載)